ITBシリーズの主な特長
①従来のエプロン式では、小物、薄物、先端の尖った製品は,各部のすき間に噛み込み,変形などの不良が起こる原因がありましたが、本機は製品を収容するバレル部にすき間のない単体容器構造のため、噛みこみがありません。
②バレル内面が特殊形状の高マンガン鋼鈑製のため、投射したショットがバレル内面を何度も反発して投射密度を高めます。また、反発によって投射方向を変化し、製品の死角部分の隅々まで行き渡ります。この高密度投射とかくはん・反発の効果によって、エプロン式に比べて短時間で処理が可能です。
③エプロン式では、製品がゴムベルト上の凹凸部、ショット粒抜き穴に引っかかって、キャビネット下に落下したり、畝品排出時にゴムベルトを逆転させても製品が空転し、全数排出できないなどありますが、本機はバレルが単体容器構造のため、排出時にバレルを回転させながら下傾させますので、製品を完全に排出することが出来ます。
④エプロン式の投射室内消耗部品はゴムベルト、プーリー、各種ライナーなど部品点数が40点近くありますが、バレル式は単体容器の1点のみ。保守の手間と費用が軽減された機械です。
ITBシリーズの仕様
型式 | 機械寸法 (mm) | バレル寸法 (mm) | 最大処理量 (kg/バッチ) |
---|---|---|---|
ITB10 | 1,700B×3,680L×3,200H | φ650×600 | 100 |
ITB15 | 2,355B×4,221L×4,475H | φ1,000×1,100 | 300 |
ITB33 | 3,252B×5,125L×6,055H | φ1,100×1,200 | 600 |
ITB60 | 3,871B×5,835L×6,390H | φ1,500×1,700 | 1,000 |
ITB85 | 4,750B×6,250L×7,750H | φ1,700×1,700 | 1,200 |
*最大処理量とは製品の見かけ密度を”2”とした場合の重量です。
ITBシリーズの主な用途
・ITB 10型の場合 ・・・ 小物製品,ネジ、ナット類製品、小型薄物製品
・その他の機種の場合・・・中空製品、先が尖った製品、円形製品
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